The Alessi Museum & Factory の行き方 (ミラノ)

f:id:hishi0029:20171023003202j:plain The Alessi Museum & Factory

あまり知られていないのか、ミラノから少し遠いこともあり情報がなかったので書いておきます。

場所 : The Alessi Museum, 28882, Via Privata Alessi, 6, 28887 Omegna VB

 

日時: 火曜日~土曜日 9:30~18時 月曜日 14:00~18:00 日曜定休 

*事前予約必要*

Tel: 0323 868611

https://www.alessi.com/design/alessi-world/museo

行き方: 

①まず鉄道で、MILANO CENTRALE からVERBANIA PALLANZAまで。時間は1時間15分。料金は片道9.20euro.

http://www.trenitalia.com/

事前に上記のサイト、もしくは駅の発券機でopen ticketとして購入可能。

 

②駅に到着後、バスに乗る。Verbania Ferroviaから Crusinallo Ferroviaまで20分ほど。片道2euro.

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上写真のバス停で降りて、すぐ横の小道を道なりに進むと着きます。帰りはこのバス停の右斜め向かい少し離れたところに駅に戻るバス停があります。(本数が少ないため注意) 私は9時半にMILANO CENTRALEを出発して、11時頃に到着。2~3時間滞在後、18時頃に戻ってこれました。工場内の案内、社員食堂で昼食、その後アーカイブミュージアムの解説を受け、隣接のアウトレットショップに訪れました。工場内、アーカイブは撮影禁止でした。

 

ショップの2階の展示スペース

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社員食堂

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こちらのブログでアーカイブの様子が見れます。

vivaitalia2011.blogspot.it

 

主に形成作業と最後の研磨作業がこの工場では行われており、作業工程を間近で見ることができた。力を使う仕事を男性、検品を女性と典型的な作業工程だった。ブランドの質を守るために人と製品の距離が近く、伝統的な生産過程であった。アーカイブではプロダクトごとにプロトタイプから全ての過程が棚に陳列されていた。またひとつの同じブランドとは思えないほどに、製品の種類が多くいかに外部のデザイナーと協働してきたかよく分かった。Alessiの歴史は3世代に分類でき、1920~40年: Giovanni Alessiによる創業、工房経営期。1950-60年代: Carlo & Ettore Alessiによる外部デザイナーとの協働期。1970年代: Alberto Alessiによる工房から工場へ変革期、またemotinal designの取り組みがこの時期に行われた。 アクセスは悪いが、外部には非公開のプロトタイプなども手にとって見ることができるため訪れる価値あり

 

Instagramhttps://www.instagram.com/hiroki_3232/?hl=ja 

Achille Castiglioni アキッレ・カスティリオーニ のスタジオ訪問 (ミラノ)

Achille Castiglioni アキッレ・カスティリオーニ

FONDAZIONE ACHILLE CASTIGLIONI

 

場所: 地下鉄CADORNA から徒歩5分

料金: 10 Euro

※事前に予約が必要※

メール予約: fondazione@archillecastiglioni.it

火曜日~ 金曜日の以下の時間から訪問可能。最大15人。ガイドあり(英語)

①10;00, ②11:00, ③12:00 (木曜日の夜はグループ訪問対応あり)

 

Achille Castiglioni アキッレ・カスティリオーニのスタジオ(ミュージアム)に行ってきました。 外観は特別ミュージアムの感じはありませんが、門のところに守衛さんがいて、中に入れてくれます。

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このスタジオは2006年から一般公開を開始し、20011年より財団として活動を始めた。Ahille Castiglioniの娘さんが解説をしてくれたのですが、電気スイッチをネックレスにしており、ユーモアのある方でした。他にもAhille Castiglioniと共に働いていた人を含め4名ほどスタッフの方がいました。ミュージアムといった感じではないのですが、様々な作品があり、彼がいかに好奇心を持って日常生活の中にある無名のオブジェクトに機能的なかたちを見つけたのか、またどのような発想、意図から制作に至ったのか実践的に解説してくれます。首を傾げるものも感嘆するものもたくさんありました。

 今回の訪問に直接は関係ないのですが、'Made in Italy'の価値を考える時、アルチザンがデザイナーになった瞬間(時代)を考えないといけないと思っています。次回はAlessiの工場兼アーカイブに訪れたのでそのことを書きます。

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Instagramhttps://www.instagram.com/hiroki_3232/?hl=ja 

新・ロンドンデザインミュージアムの1年目 (最後)

DESIGNER MAKER USER

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美しさと新しさを時代に合わせて更新してきた流れ

常設展は最上階の2階にあり、いつでも無料で見ることができる。種類、ブランド、時代で区別されている。大型の3Dプリンターも置いてある。

この常設展はデザイナー、メーカー、そしてユーザーの3つの観点からデザインを探求する。どのようにデザイナーがメーカーとユーザーのニーズに応じるか。ユーザーがどのように消費し、デザインに影響するか。そして、技術革新や製造工業がどのように世界を変容していくか。

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From spoon to city

誰でも考えれて、作れて、使える時代だからこそ、デザイナーはどのように考えて、なぜそれを作るのかではなく、なぜそう考え、どのように作るのかを追求しないといけない。

ピクトグラムのくせが気になってた。

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Tate Modern や Royal College of Art のサイン計画を手がけたCartlidge Levene がデザインミュージアムのサイン計画も担当した。

Recent | Cartlidge Levene

 

建物内のサインには、ドイツのグラフィックデザイナー Otl Aicherが1970年代にデザインした'seminal pictgram'から採用したとのこと。ミュンヘンオリンピックの競技ピクトグラムは、ピクトグラムの原点みたいなもの。採用理由は、「ミュージアムのオブジェとしてのピクトグラム」であるべきと。

www.piktogramm.de

 

「the Design Museum」logotypeなどのcorporate identity担当は Fernando Gutierrez

fernandogutierrez.co.uk

 

移転したロンドンデザインミュージアムに訪れて、自分たちのデザイン文化や歴史に固執するのではなく、世界の流れの中で、特別展では柔軟に問いを発し、常設展ではデザインを定義づける試みをしているように感じた。

 

メモみたいに自分の所感を書いてきましたが、こちらの記事は完璧にまとまっていますのでぜひ ↓

 

www.itsnicethat.com

 

 

その1

新・ロンドンデザインミュージアムの1年目 (その1) - designote

その2

新・ロンドンデザインミュージアムの1年目 (その2) - designote

その3

新・ロンドンデザインミュージアムの1年目 (その3) - designote

新・ロンドンデザインミュージアムの1年目 (その3)

特別展の続き

Imagine Moscow  (2017年3月)

内部での撮影は禁止でした。

designmuseum.org

 

第一次世界大戦の長期化、そしてロシア革命ロシア・アヴァンギャルドはこの時の芸術運動を指す。

ロシア構成主義= 社会のための芸術

シュプレマティズム= 抽象性の極み

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They're grappling with infrastructure, globalisation, knowledge-sharing, the cult of a leader: many of the things we are grappling with today. ( the curator Eszter Steierhoffer)

プロパガンダが有名だが、今回の特別展では都市計画や暮らし方に関する展示も多く、今日でいうsocial design の観点からも当時のプロジェクトを考えることができる。

Fritz Langによる MetropolisというSF映画が紹介されていた。スターウォーズC3PO

メトロポリス (1927年の映画) - Wikipedia

 

 

以下、2つの特別展は2階の少し小さめの部屋で行われ、入場無料。

AXA PPP Health Tech & You -2017 (2017年4月)

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NEW OLD  (2017年1月)

これからの時代において、年をとること、老後の暮らしはどのようになるのか。

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Aura (electric muscles) by Yves Behar

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年をとることを価値と捉え、それを可視化する。

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The Morph Folding Wheel  (7TH Design & Invention )

www.7th-london.com

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何歳からが'old'なのかという質問。健康寿命という言葉があるが、老いをどう考えるのか。欲望がデザインされモノやコトが生まれるが、弱く生きる、弱ることを前向きに捉えるべきかもしれない。去る個人と残る集団を考える。

 

最後は常設展について書きます。

 

その1 

新・ロンドンデザインミュージアムの1年目 (その1) - designote

その2 

新・ロンドンデザインミュージアムの1年目 (その2) - designote

新・ロンドンデザインミュージアムの1年目 (その2)

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特別展について

前回はデザインミュージアムの場所や内部の雰囲気を写真を中心に書いたので、今回は見に行った特別展について書いていきます。

Fear and love (2016年11月)

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答えでなく問い。複雑な課題を潔癖に正すのではなく、複雑なままで。

様々な国のデザイナーや建築家12名が今、そしてこれからの時代に感じている課題や可能性を示している。デザインミュージアムはHPに「デザインミュージアムがデザインの議論の場となること」とこの特別展をオープニングイベントにした理由のひとつであると述べている。それぞれのプロジェクトやインスタレーションから想像できる恐怖や希望が、タイトルの意味だと思う。

 

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f:id:hishi0029:20170729155910j:plainf:id:hishi0029:20170729155946j:plainChristien Meindertsma

テキスタイルの再考。繊維単位のリサイクル。

 

f:id:hishi0029:20170729160003j:plainKenya Hara

Staples (主食)がテーマ。文化の根っこを主食に見る。日本だと短いお米。酒、餅。穀物の文化化。

 

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f:id:hishi0029:20170729160056j:plain Neri Oxman and Stratasys

古代デスマスクの3Dプリント。生死をテーマに。Stratasysはアメリカの3Dプリンターの専業メーカー。 

 

www.ted.com

Beazley Designs of the Year (2016年11月)

f:id:hishi0029:20170728053735j:plainこちらもオープニングイベント。Beazley Designs of the Year は毎年行われ、70のプロジェクトが選ばれる。2016年度のテーマは'self, renew, place, start,connect, unite, act'の7つで、それぞれ分けて展示されていた。デザインの反応の速さが全てのプロジェクトに共通していたように思う。「新しい素材や過程だけでなく、新しい生活を可能にする変化」

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adidas.

f:id:hishi0029:20170730185230j:plainAgi & Sam 'The coolman collection' 

カラフルなメンズウェアーで知られるファッションデザイナーデュオ。子供の時の何も知らずに遊ぶ力。

 

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California: Designing Freedom (2017年5月)

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 “Designed in California” is the new “Made in Italy”

カリフォルニアで生まれたサービスやプロダクト、またその精神を紹介していた。シリコンバレーで生まれたモノ・コトをデザインの文脈でどう捉えるか。アメリカでいうデザインとヨーロッパとのズレ。もちろん日本独自のデザイン観もある。uberairbnbはよくデザインされているというが、そのデザインとは何なのか。 上記の引用はデザインミュージアムからだが、なぜかノスタルジーを感じてしまう。父親世代ならたぶんなおさら。

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Geodesic Dome Kitdesignmuseumshop.com

 

その3に続く 

 

その1はこちら

新・ロンドンデザインミュージアムの1年目 (その1) - designote